Mojim 歌詞
Mojim 歌詞 > 日本の歌手 > 古市左京 > >

古市左京



歌詞
アルバムリスト

古市左京



作詞:松崎史也・Yu(vague)
作曲:Yu(vague)

「マイポートレイト 古市左京

もうずいぶん長いこと、夢から目を背けて生きてきた。
母親は女手一つで俺を育ててくれた。
貧しくて、部活も遊びも、金のかかることは何一つできなかった。
毎日寄り道もせずまっすぐ学校から帰る。母親は遅くまで働きに出ていて、
誰もいない家に帰るのが嫌で仕方なかった。

ある日、学校からの帰り道に、見たことのない建物ができていた。
中を覗くと、大人達が楽しそうに芝居の稽古に励んでいた。
オレと…MANKAIカンパニーが出会った日だ」

暗く沈んだ闇の中で
俺を呼ぶ声が聞こえた
その声は無邪気で力強く
人生に光をくれた

「あのとき、オレの手をつかんで離さなかった少女の手の温もりは、
今でも忘れられない…」

後悔すらちゃんとできずに
季節だけが通り過ぎてく
もっと沢山の歌詞は ※ Mojim.com
埃をかぶった心を
いつか磨いてやれるだろうか…

「高校を卒業した俺は、ヤクザの下っ端のような仕事を始めた。
家を助けるためとはいえ、ヤクザになる道を選んだ自分が足を踏み入れて
いい場所じゃない。オレはいつしか、稽古場に顔を出さなくなった」

「それでも、劇団の公演はかかさず観に行った。
だから、劇団がどんどんさびれていくのは嫌でも目に入った。
この劇団に人が寄りつかなくなったら、少女や幸夫さんとの縁まで失われ
てしまう…。
金を貸そうと思ったのは、それが理由だ。どんな方法を使っても、
自分自身の手で劇場の活気を取り戻そうと思った」

本当はずっとずっと芝居がしたかった
この劇場の舞台に立ちたかった
でも、今の俺はこんな方法でしか
劇団に関われない

「劇団が一番大変だった時に、支えることもできなかった。
幸夫さんへの恩返しもできなかった。
それが俺の人生最大の後悔」