ベリンダ・カーライル(英: Belinda Carlisle、本名:Belinda Jo Carlisle、1958年8月17日 - )は、アメリカ合衆国の歌手である。アメリカ人の歌手であるが、主にヨーロッパ、日本で人気が高く、特にイギリスではヒット曲が多い。元ゴーゴーズのヴォーカル。
来歴
カリフォルニア州ロサンゼルスのハリウッド出身。ロサンゼルスのパンク・ロックシーンのオリジネイターといわれるジャームス(Germs)結成時にドラムスで参加したが、まもなく脱退(ただし後もライブMCなどを務めてバンドに協力した)。 1978年にロックンロールバンドのゴーゴーズを結成し、1980年にメジャーデビューした。デビューアルバム Beauty and the Beat は6週にわたり全米1位を記録した。女性だけのロック・グループとして史上初の全米1位であった。
ゴーゴーズは1985年に解散するが、翌年1986年ソロデビューし、さらに1987年にはシングル “Heaven Is A Place On Earth” が『ビルボード』誌のHot 100で1位を記録した(後にDIMA MUSICのlisaによりカバーされている)。この曲のプロモーションビデオは女優ダイアン・キートンが監督した。ミュージシャン仲間との交流も盛んで、彼女のアルバムには多数の著名ミュージシャンが参加している(リンジー・バッキンガム、スザンナ・ホフス、アンディ・テイラー、ミシェル・フィリップス、トーマス・ドルビー、ジョージ・ハリソン、ブライアン・アダムス、ブライアン・ウィルソン、ナターシャ・アトラス、デヴィッド・リンドレー、スティーヴ・ルカサー、ブライアン・イーノなど)。
1990年になるとゴーゴーズは再結成され、カーライルもそれに参加している。
90年代後半からはイギリスやフランスに移住しゴーゴーズの活動以外はヨーロッパを中心に活躍している。
2006年には、80's DANCE POP SUMMIT出演のため、来日。リック・アストリー、シニータ、マイケル・フォーチュナティと共に来日公演を行った。
2010年6月に自伝『Lips Unsealed: A Memoir』を発表。 40代半ばまでドラッグ中毒であった事を告白し物議を醸す。
アルバム
Belinda (1986年) Heaven on Earth (1987年) Runaway Horses (1989年) Live Your Life Be Free (1991年) The Best of Belinda, Volume 1 (1992年) Real (1993年) A Woman and a Man (1996年) A Place on Earth - The Greatest Hits (1999年) Voilà! (2007年) Wilder Shores (2017年)