1990年代半ば、アメリカ・ボルチモアの幼馴染同士が集まり音楽活動を開始する。メンバーは進学などで離れ離れになりながらも音楽活動を続け、2000年8月に1stアルバム『スピリット・ゼイアー・ゴーン・スピリット・ゼイブ・ヴァニッシュド』を自主レーベルAnimalからリリースする。この作品はボストンやニューヨークに進学していたメンバーが夏休みに地元に集まり録音したものを元に製作され、Avey Tare and Panda Bear名義で発表された。
2001年7月、Avey Tare, Panda Bear and the Geologist名義で2ndアルバム『ダンス・マナテー』を発表する。Catsup Plateからの1000枚限定リリースだったが、後にファットキャット・レコーズから1stアルバムとの2枚組CDとして再発売された。さらに同年11月にはエイヴィー・テア、パンダ・ベア、ディーケンの3人でMDプレイヤーを使ったレコーディングを行ない、2003年3月に3rdアルバム『キャンプファイヤー・ソング』としてCatsup Plateから発表、Campfire Songs名義でリリースした。それから僅か3か月後、2003年6月には4thアルバム『ヒアー・カムズ・ザ・インディアン』をポウ・トラックスからリリース。この作品のレコーディングには4人全員が参加し、初めてアニマル・コレクティヴ名義でリリースしたアルバムとなった。この年の2つのリリースは多くの注目を集め、その後の成功への足がかりとなった。