Zedd(ゼッド、1989年9月2日 - )は、ロシア生まれのドイツ・カイザースラウテルン育ちのDJ、音楽プロデューサー。本名はアントン・ザスラフスキー(ロシア語: Антон Заславский)。彼の演奏する音楽はエレクトロ・ハウスにジャンル分けされるが、プログレッシブ・ハウス、ダブステップ、クラシック音楽などを楽曲に取り入れている。
ゼッドが米国で知られるようになったきっかけとして、Billboard Hot 100で8位にランクインした「クラリティ」や、アリアナ・グランデをフィーチャーした「ブレークフリー」のヒットが挙げられる。また、「クラリティ」で、第56回グラミー賞の最優秀ダンスレコーディング賞を受賞した。
その後はZeddの名のもとに、リミックス楽曲や幾つかのオリジナル楽曲の制作を始め、2010年にBeatportのリミックスコンテストで優勝、そして彼の最初のオリジナル 'The Anthem' がエレクトロハウスのランキングで20位に選ばれた。また、彼がリミックスしたスクリレックスの楽曲Scary Monsters and Nice Spritesは、最高2位にチャートインした。 今までに、レディ・ガガ、ジャスティン・ビーバー、ブラック・アイド・ピーズ、安室奈美恵、B.o.B、スクリレックス、アリアナ・グランデらと楽曲をプロデュースまたはリミックスを手掛けた。彼がリミックスしたレディ・ガガのボーン・ディス・ウェイ (曲)は、レディ・ガガの三枚目のアルバムであるボーン・ディス・ウェイのスペシャル・エディションに収録された。 彼はリミックスまたは楽曲制作の際にはCubaseのスイートというアプリケーションを使用している。主に、Sylenth1、Nexus、SynthMaster 2.6などのプラグインを使用している。
2011年9月にシングル「Shave It Up」発売。 2012年-2014年 Clarity発売
2012年にインタースコープ・レコードと契約。2012年6月4日、ボーカルにマシュー・コーマを迎えシングル'Spectrum'をリリース。同作は「Billboard's Hot Dance Club Songs」にて1位にチャートイン。その後も、エヴァ・シモンズの楽曲'I Don't Like You'をプロデュースし、更にジャスティン・ビーバーの楽曲'Beauty And a Beat'をマックス・マーティンと共に制作した。
前作から6ヵ月の休暇をとった後、ゼッドは2作目のスタジオ・アルバム、'True Colors'の制作終了とリリースを発表した。2015年3月には、女優・シンガーとして活躍するセレーナ・ゴメスをフィーチャーした 'I Want You To Know' を発表。全米シングルチャートの17位に送り込んでいる。同曲は、ワンリパブリックのライアン・テダーと、KDrewと共に書かれた。