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ヴィレッジ・ピープル( Village People )



アルバムリスト
歌手の紹介


ヴィレッジ・ピープル(Village People)は、アメリカ合衆国の男性6人組の音楽アーティストグループ。

1977年にニューヨークで結成。1970年代後半から1980年代前半にかけて、ディスコソングを中心に世界的ヒット曲を次々生み出す。ゲイ・マーケットをターゲットにして売り出され、メンバーそれぞれが、ゲイ受けを狙ったアメリカの職業等のコスプレをしている。ポップス史上、ゲイ・イメージを表面に出して音楽活動を行った最初のグループといわれ、アメリカにおけるゲイの理解向上に貢献したとの評価もある。また実際にリードボーカルのヴィクター・ウィリス以外は全員ゲイであったといわれているが、真偽は定かではない。

1978年に発表されたグループ最大のヒット曲「Y.M.C.A.」は、西城秀樹が1979年に青春歌謡ポップス曲「YOUNG MAN (Y.M.C.A.)」としてカバーし大ヒットしたことにより、日本でも楽曲とともにグループ名も一躍有名になった。2006年にはレイザーラモンHGもカバーしている。

またペット・ショップ・ボーイズがカバーした「Go West」、ピンクレディーや渋谷哲平、キャプテン・ジャックがカバーした「In The Navy」、筋肉隆々な男性のシーンのBGMなどでは定番となっている「マッチョマン」なども有名。これらの世界的ヒット曲は現在においても様々な場所で流され、全世界での総売上は5000万枚に達する。

1985年に一旦解散するも1987年に再結成され、幾度かのメンバーチェンジを行いながらも、現在に至るまでアメリカ国内のみならず世界各国でライヴ活動を続けており、現在も高い人気を誇っている。

デビュー当時のオリジナルメンバーはフェリペ・ローズ以外全員髭をはやしていた。
結成へのいきさつ

フランス人音楽プロデューサーのジャック・モラリ(英語版)が仕掛け人。モラリが、ニューヨークのグリニッジ・ヴィレッジにあるゲイ・ディスコを訪れた際に、インディアンの衣装を身に着けたダンサー、フェリペ・ローズを発見。また、その周辺ではカウボーイや道路工事人のコスプレをした男達が踊っており、これを見たモラリが「ゲイの象徴的グループを作ろう」と思いついたのが始まりである。グループ名は前述の「グリニッジ・ヴィレッジ」に由来する。

グループ結成にあたり、モラリはまずフェリペ・ローズをスカウト。そして、ミュージカル俳優やシンガーとして既に活躍していたヴィクター・ウィリスをリードボーカルに抜擢し、その友人でシンガーのアレックス・ブレイリーもバックボーカルとして加入させた。その後、新聞に「ゲイのシンガーで、マッチョ・ルックの人求む」という広告を打ち出してオーディションを行い、その結果、デイヴィッド・ホードー、ランディ・ジョーンズ、グレン・ヒューズ(イギリスのミュージシャン、グレン・ヒューズとは別人)の3人がメンバー入りした。

初期のヴィレッジ・ピープルは、ゲイ・ディスコでの営業等を中心にアンダーグラウンド的な活動を行っていたが、ゲイ受けを狙いすぎたヴィジュアルや音楽性が裏目に出てしまい、ターゲットとしていた肝心のゲイ達からは「ゲイをパロディ化している」と受け止められ、あまり良い反応は得られなかったという。そこで、ゲイに限らず一般の人々にも受け入れられるように、ポップ路線へと変更したところ、それが功を奏し世界的スターとして大成功を収める結果となった。

メンバー
フェリペ・ローズ
アレックス・ブレイリー
レイ・シンプソン
エリック・アンザローン
ビル・ホワイトフィールド
ジム・ニューマン

旧メンバー
ランディ・ジョーンズ
グレン・ヒューズ
ヴィクター・ウィリス
マイルス・ジェイ
レイ・ステファンズ
マーク・リー
デイヴィッド・ホードー
ジェフ・オルソン