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カンサス (バンド)( Kansas band )



アルバムリスト
歌手の紹介


カンサス(Kansas)は、アメリカ合衆国出身のプログレッシブ・ロック・バンド。

伝統的プログレッシブ・ロックの流れを汲み、アメリカン・プログレ・ハードにルーツを持つ先駆者として知られる。日本では地名カンザス州との混同を避けるため、「カンサス」の読み方で浸透した。

オリジナル・ラインナップ期

1969年にフランク・ザッパに触発されて、前身である「ホワイト・クローヴァー・バンド」が結成される。しばらくはメンバーチェンジを繰り返しながら、カンザス州を拠点に活動。1972年頃にフィル・イハートがイギリスに音楽留学へと行った際、全盛期のプログレッシブ・ロックを目の当たりにして衝撃を受け、同路線に転向。1973年にバンド名「カンサス」として新たに活動を始める。

1974年に1stアルバム『Kansas』でメジャー・デビュー。翌年には2ndアルバム『Song for America』、3rdアルバム『Masque(仮面劇)』を発表した。これら3枚はいずれも最終的にゴールド・ディスクを獲得している。

1976年には『Leftoverture(永遠の序曲)』を発表。「Carry On Wayward Son(伝承)」のシングル・ヒットも生まれ、アルバムは同年中に100万枚、1995年までに400万枚を売る大ヒットとなった。

1977年発表の『Point Of Know Return(暗黒への曳航)』からは「Dust In The Wind(すべては風の中に)」が大ヒットし、アルバムそのものも同年中に100万枚、1995年までに400万枚に到達している。

また、ライブ活動も積極的に行っており、毎年のように100本以上のツアーをこなしている。1978年には1977〜78年の3本のツアーで収録した音源をもとに、LP2枚組のライブアルバム『Two for the show(偉大なる聴衆へ)』を発表。翌年に100万枚到達。

1979年には『Monolith(モノリスの謎)』、1980年には『Audio Visions』とコンスタントにアルバムを発表。
スティーヴ・ウォルシュ脱退〜活動停止

1980年1月、初来日公演を開催。その後、ソロとして活動することを決意したスティーヴ・ウォルシュがバンドからの脱退を表明する。バンドは新メンバーのオーディションを行い、新人のジョン・エレファンテがヴォーカル&ソングライターとして加入する。

新生カンサスとして1982年にアルバム『Vinyl Confessions』を発表。先行シングル「Play The Game Tonight」が17位まで上がり、久々のヒットとなる。

1983年の『Drastic Measures』はよりポップでコンパクトにまとめられたアルバムだったが、売上の面では成功しなかった。バンドの象徴的存在だったヴァイオリンのロビー・スタインハートと、ケリー・リヴグレンが脱退。翌年にバンドは、ベストアルバムの発売と同時に活動を停止する。

活動再開〜現在
1年後の1985年、スティーヴ・ウォルシュが復帰して、リチャード・ウィリアムス、フィル・イハートの3人が中心となり、ギタリストにスティーヴ・モーズを迎えるなど新たな編成で活動再開。翌年に復活アルバム『Power』を発表。以降はオリジナルメンバー以外、流動的なメンバー構成で活動を継続する。

2000年にはオリジナル・メンバー全員でのリユニオンも成し遂げ、14thアルバム『Somewhere to Elsewhere』を発表した。

2008年、未発表音源を大幅に加えた発売30周年記念盤の『Two for the show』をリリース。

2009年にはオーケストラと共演したライヴDVD『There's Know Place Like Home』をリリース。これには旧メンバーのケリー・リヴグレンと、スティーヴ・モーズがゲスト参加した。

2013年、旧メンバーが客演したオリジナル・ラインナップで、結成40周年記念ライブを開催。

2014年、中心メンバーのスティーヴ・ウォルシュが再度の脱退。

2016年、16年ぶりの15thアルバム『The Prelude Implicit』をリリース。


現ラインナップ

リチャード・ウィリアムス Richard Williams - ギター (1973- )
フィル・イハート Phil Ehart - ドラムス (1973- ) 空軍所属の父の赴任に伴い日本での居住歴あり
ビリー・グリアー Billy Greer - ベース/ボーカル (1985- )
デヴィッド・ラグスデール David Ragsdale - ヴァイオリン/リズムギター (1991-1997, 2006- )
ロニー・プラット Ronnie Platt - ボーカル/キーボード (2014- )
デヴィッド・マニオン David Manion - キーボード (2014- )
ザック・リビ Zak Rizvi - ギター (2016- )

旧メンバー

スティーヴ・ウォルシュ Steve Walsh - ボーカル/キーボード (1973-1981, 1985-2014)
ロビー・スタインハート Robby Steinhardt - ヴァイオリン/ボーカル (1973-1983, 1997-2006)
ケリー・リヴグレン Kerry Livgren - リードギター/キーボード (1973-1983, 1990-1991, 1999-2000)
デイヴ・ホープ Dave Hope - ベース (1973-1983, 1990, 2000)
ジョン・エレファンテ John Elefante - ボーカル/キーボード (1981-1984)
スティーヴ・モーズ Steve Morse - リードギター (1985-1989, 1991)
グレッグ・ロバート Greg Robert - キーボード (1990-1997)