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金盞花は遥か遠く

Lyricist:下鶴光康
Composer:下鶴光康

まぶたの裏に広がる 二重の風景
いつかを思い出す 懐かしい匂いがする
この世界で 君に伝えたい事があって
僕は新しい旅に出た

濁った空 夕まぐれ 不満げ憂鬱な表情
写真を眺めるように 鮮明に記憶が蘇る

思えば思う程苦しい 胸が張り裂けそうになる
さり気無い素振りも変わらないもんだなって気づく
クスリ 笑みがこぼれた
まだ君は僕を知らない 最期の声だけを頼りに
時間を遡って 出会えたのか分からないけど
黄昏れ前 君がいるから

深い傷に触れるたび
何かに怯えている
所詮、みんな他人なんだろうか
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不器用な台詞吐き捨てる
相変わらずへらず口叩く
言葉は虚しく響いて
通りすぎた背中 追いかける

今僕の瞳に映る 頬伝いの涙に揺られ
目を逸らせなくて 逃げ出したくもなったけれど
ただ唇を噛んだ

今この瞬間を生きている
残された愛を感じて 未来を想うよ
眠ったままの君に告げる
夜風が少し冷たい
今僕の瞳に映る 過去は変えられないだろう
深く沈む声に 思いのかぎり叫び続ける
時を越えて また逢おう
その涙は光より速く海に溶けて
朝日が昇る